いいよ

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スリークッション









3000倍術師の術式を食らい、無為転変使いの術師──綽貴 藦人は発情状態になってしまう。     救零      そして、助手席には意中の相手が座っており、彼女を襲わぬよう必死に理性を引き留めていた。

「無為転さん?どうかしましたか?」

救零は藦人に肩を寄せ、顔を覗き込む。彼女の吐息は藦人の頬を撫で、彼の情欲を縛る鎖に刃を立てる。

「ま、まって…四級ちょっと離れて…」

そうは言うものの、二人は狭い車の中に居て、同じ列の座席に座っているのだから離れることなどできるはずがなかった。

「本当に大丈夫ですか?」

救零は藦人の額に手を当てる。すると、彼が今物凄い熱を帯びていることがわかった。体はビクビクと小刻みに震え、救零が体に触れる度に漏れる声。    彼女の手が触れ、甘い快楽が流れ込んでくる感覚に藦人の理性と欲望を隔たる壁も砕け散ろうとしていた。      救零はそんな彼の手を握り、止めを刺す。

「すごい熱…私にできることならなんでも言ってください」

“なんでも”、彼女はそう言った。   なんでも望むことをしてくれる。   それが藦人の欲望の爆弾を着火する炎となった。              藦人は彼女の両手首を掴み、車の戸に押し付ける。

「ごめん…ごめんな…」

藦人は救霊の手を離すと、泣きながら彼女の制服に手をかける。       一つ一つ丁寧にボタンを外していき、少しずつ汚れなき素肌が姿を表し始めた。一方救零は特に抵抗する素振りも見せず、ただ彼に慈愛の眼差しを向ける。

「本当に…っ……ごめん…ァ…」

「良いんです、良いんですよ、無為転さん」

救零は藦人の頬に手を添えると、その唇に口付けをする。          彼女の舌は藦人の口内へ侵入し、彼の口を優しく味わう。          藦人も初めは動揺していたが、すぐに受け入れ、自分からも救零を求め始める。そして、二人の口が離れると、そこには官能的な銀色の橋がかかる。

「無為転さん…私はあなたが好きです!だから、いっぱい私のことを愛してください!」

その次の瞬間、藦人は救零を押し倒していた。              

「後悔するなよ…」

二人は激しく交わり、一つの大きな愛が産声を上げた。



「って訳よ!」

「へー、ママはパパに車の中で告白したんだね!」

賭け一級術師はシアン色に輝く髪の少女に一連の話を聞かせていた。     そんな彼の背後には手をドリルに変形させた男性と日本刀を持った女性が立っていた。

「あ……あーー…若いんだから和解しようz…アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!1!1!1!1!1!!!!1」

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